僕達の離婚⑥~三度目の衝撃~

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間男から誓約を取った事でやっと妻と子供達だけにしっかり向き合う事ができたと思う。

再び始まる再構築の日々

四者面談を終え、妻と間男の切り離しには成功したわけだが、妻の心を取り戻せたわけではない。

いつまで妻の心に間男が存在し続けるのか想像もつかないが、今の僕ができるのはそれを上書きして消していく事だけ。

そう思い妻の声に耳を傾け、妻の心を読み取る事に全身全霊であたった。

旅行に連れ出してみたり、妻の好きなスイーツのお店を探して連れて行ったり、一緒に料理したり、買い物に出かけたり。毎晩二人でドラマを見るようにしたり。

時が経つにつれて

妻は楽しそうな表情をするようになった。

以前と変わらぬ会話が出来るようになった。

二人ともが自然に笑い合えていた。

妻からプレゼントを渡してくれた事もあった。

だが、二人の思い出が詰った楽曲や映画の話なんかはできなかった。

フラバに悩まされる事は減らなかった。

それも時間が解決してくれるものだと思っていた。

このままゆっくりと元の形に戻っていけると思っていた。

三度目の衝撃

四者面談から一年が過ぎた頃。

小物棚を実家に運びたいから、車に荷物が載るようにしてほしい。

そう妻が僕に言った。

妻が乗っているのは軽自動車。大きな荷物を載せる為には後部座席を格納しければいけなかった。

快諾した僕は妻の車のトランクを開け座席を格納しようとしたが、座席の下に白い手帳があるのを見つけた。

ん?仕事のシフトとかかな?

何気なく開いてみると、見覚えのある文字と文章。。。

間男からの物だった。

またか?

。。。いやいや、流石にないやろ。以前の物やろ。

そう思って日付を確認した僕は膝から崩れ落ちた。

一年前に四者面談をしたその日。まさに間男が誓約書を書いたその日の分もある。

そしてその僅か三日後に二人は会っていた。

三度目の衝撃に僕の精神は崩壊した。

この日、妻に事情を確認したはずだが、一切の事を覚えていない。

妻は最初に手紙が発覚して以降、夜に外出はしていない。

休日は自分に関わる事全てをシャットアウトして家族一緒に居る事を心がけていた。

いつ?

どこで?

疑問は湧いてきたが、妻に聞く事はできなかった。

更なる衝撃を受け止める余力が僕には無かった。

と言っても、思考回路は遮断寸前だったので、本能的にこれ以上自分が傷つく事を避けたのだと思う。

離婚の道へ一歩進んだ

妻は間男と連絡を取り、会う事で精神のバランスを保っていたのだ。

あの笑顔も、あの行動も、あの言葉も。。。

全てが間男の存在があってこそだった。

少し元の形に戻ってきたような気がしていた事は。。。

僕が勘違いしていただけだった。

妻の事を信用していなければもっと早く気付けていたかもしれない。

でも、それじゃ意味が無い。

僕が信用しなければ妻も僕に安心して心を預ける事はできないと思っていた。

必死に自分を誤魔化してきた。

必死に独りで耐えてきた。

必死に取り繕ってきた。

必死に寄り添おうとしてきた。

必死に戦ってきた。

一年間

その答えがこれか。。。

僕は絶望の淵へと追いやられた。

おまけ

もう何も言えません(笑)

次回おそらく最終回です。

書きました

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