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妻の不倫が発覚した翌日。
子供達が寝るのを待って妻と話した。
あの時の一言
男と出会ったのはバイト先の飲み会での事らしい。
ここで僕は一つの事を思い出した。
バイト先の飲み会に誘われてて、そこに男の人も居るけど行ってもいいかな?
と妻が聞いてきた時の事。
僕はたまには楽しんできたらいいという軽い気持ちで
行っておいで
と言った事があった。
結果はズバリその時に居合わせた男だった。
話を掘り下げると、僕が妻を100%信頼して行っておいでと言った事に対し、妻は
この人は私に興味がなくなってしまった。
と感じたらしい。
男はバイト先に出入りしているから、その時に口説かれたのかは定かではないが、そんなことはどうでもいい。
それまでの積み重ねもあったはずだが、このすれ違いが全てを狂わせたのかもしれない。
この人は妻じゃない
僕は離婚する気はない
男と別れてほしい
と妻に伝えた。
妻が言うには
男は別れたら死ぬと言っている。
男に何もしないで。
全部私が悪い。
と言っていた。
別れたら死ぬと言った事を信じている妻には呆れた。僕の前に出て来れないようなやつが死ねるわけがない。
男に制裁を加えたら出て行くと言う妻。もうこの時は目の前に居るこの人は妻の形をした別人だと思った。
そして全部私が悪いと。しつこく声かけて口説いたのは男だよね?昨日そう言ったよね?つか手紙読めばわかるから。
とにかく糞男を守ろうとする妻に苛立ち、豹変してしまった妻に頭を抱えた。
それでも離婚という選択肢は僕にはなく、子供達の為にもなんとか妻を繋ぎとめようと
- 男の職場、家族には報告しない
- 離婚するなら親権は妻に渡さない
これらを条件に引き止めた。
妻はまさか僕が親権を主張するとは思っていなかったらしい。
このままバレずに離婚して子供を連れて男の元に行くつもりだったと。
不倫糞男の所に子供達を連れて行く?
男は妻の子供なら愛せると話しているらしい。
実子5人を愛せないのにだ。
妻よ、なぜ信じられるのだ。
僕は妻が完全に男の嘘の優しさに洗脳されていると思った。
そして、僕を傷つけてはいけないから、この事は死ぬまで絶対に知られてはいけないと思っていたと涙を流しながら話した。
妻は僕の事が嫌になったわけでも嫌いになったわけでもないと言う。
妻は実直で真面目な人だ。僕はそこに惹かれて結婚した。
今までの生活で嫌われたような感じは受けなかったし、きっとそれは本心で妻も抑えきれない感情と僕と子供達への罪悪感の狭間で葛藤していたのだと思う。
そしてこの時責め立てるばかりだった僕は完全に妻の敵となっていた。
思い当たる節
不倫が発覚する数ヶ月前から妻が夜に度々出かけていた事を思い出した。
- 洗剤が切れたから買いに行ってくる
- 明朝のパンを買い忘れたから買いに行ってくる
- シャンプーが切れたから買いに行ってくる
色んな理由をつけては子供達が寝た後、外に出る事が多くなっていた。
そしていつもきまって近所のところに置いてなかったから遠くまで買いに行ってた等と言っては1時間半~2時間帰ってこなかった。
変だな?とは思ったが、その少し前にバイト先の女の子との通話が何時間にも及ぶ事が増えて注意した事があったので、きっと電話しているんだろうと思っていた。
まあ、それで日ごろのストレスが解消されるなら黙っておこうと。
しかし現実はまさにその時、男との逢瀬を重ねていた。
近所のコンビニの駐車場で。ドラッグストアの駐車場で。。。
手紙から判明した事だが、男はほぼ毎日家の近所まで来ては妻が理由をつけて外出するのを待っていた。
生活は平凡でどこにでもある幸せな家族だと思っていたし、僕は妻の異性関係の硬さには全幅の信頼をおいていたので、まさか男に会いに行ってるとはカケラも思わなかった。
息子の卒園式も、入学式も、海でBBQした時も、あの時も、あそこに行った時も、あの笑顔を見せてくれた時も妻の心の中には別の男が居たんや。。。
不倫発覚から日をまたいでの話し合いは常習化。
僕はその後も眠れない精神状態に陥り、毎朝新聞配達のバイクの音を聞いてからやっと浅い眠りにつく日々が続いた。
気が狂いそうな日々だった。
誓約書
とにかく男との連絡をやめさせたい。
口約束では連絡しないと言っていたが、安心はできない。
そこで僕は
- 男と連絡を取らないこと
- 男と会わないこと
- バイト先を変えること
- 再構築に努力すること
上記の項目を入れた誓約書を作った。
この誓約書を作っている時、哀しくて、悔しくて、情けなくて何度も涙が流れた。
フラバと戦い、妻と戦い、突然ナイフを突きつけられボロボロになった精神、子供達の前では精一杯元気なとーちゃんを演じながらなんとか作り上げた誓約書。
妻の反応は
再構築に努力する事はできない。
再構築の項を除いて作り直せばサインすると。
ここが一番重要なのに。。。
後日、妻の希望通りに作り直した。
実直で嘘がつけない妻だから、発する言葉は重く、僕の心をえぐりとっていく。
でもそれは、僕が愛した実直な妻の姿。妻の芯は変わってないと少し安心した。
だから僕はこの誓約書にサインをする事で男と連絡をとる事はないだろうと信頼していた。
次回男との直接対決に続きます。
おまけ
死ぬ死ぬ詐欺見苦しいね
書きました。
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