日曜日、娘とアスレチックに行く前の午前中の話です。
子供達は小学校で催されているお祭りに出かけていました。
「友達と行きたい!」と二人とも言っていたので、子供達だけで行かせたわけですが。。。
時間が守れなかった
息子は午後から運動系の習い事があるので、お昼ごはんを早めに食べさせておく必要があって
11時には帰ってきてね
と言って送り出したのですが・・・
11時過ぎになっても帰ってきません。
11時半に息子の携帯に電話しました。
「今どこにいる?」
「小学校!!」^^
とても楽しんでいるような返事です^^
すっかり言ってた事忘れてるよね・・・(笑)
ごはん食べないといけないから早く帰ってきて。
と言って帰宅させました。
友達との楽しい時間だし、時間も約束も忘れてしまう事あるよね。
自分も子供の頃はそうだった。
帰宅した子供達には軽い注意で済ませました。
と、ここまでは良かったのですが・・・
お祭りには出店が出ていて、フランクフルトや豚汁等の飲食物が買えるシステムになっています。
学校側から先行して飲食物前売りチケットのプリントをもらっていたのですが、その日に行けるかどうかわからなかったので前売りチケットは買わずにいたんですよね。
息子が泥棒!?
子供達には、当日チケットを買うように1000円づつお金を持たせて送り出しました。
帰ってきた息子に
「おつりいくらになった?」
と問いかけたら
無い
「え?」
お金いらなくて、チケットやってん
「ん?何も食べなかったん?」
豚汁食べた
「???お金はらってないの?」
うん
「お金払わずに豚汁食べてきたん!?」
・・・・・
思わず声が大きくなってしまいました。
それから
「お金を払わずに物を食べたり持って帰ってきたりする事は泥棒や」
「地獄に行かなあかんで!」
僕はこの時、息子が悪い事をしたというショックで興奮気味に言ってしまいました。
しかし
僕と息子の話を聞いていた娘が話し始めました。
因みに娘は自分でチケットを買っていました。
〇〇くんのおかあさんがチケットいらんからあげるって言わはってん
え?チケットと豚汁交換してきたの?
チケットを〇〇くんのお母さんからもらったの?
涙ぐみながら頷く息子
なんでそれを早く言わないの?
と言ったところで僕は固まってしまいました。
「お金払わずに豚汁食べてきたん!?」
と言った後に息子が無言だった事で、息子が無銭飲食をしてきたのだと早合点してしまっていた。。。
息子が何も言えなかったのは大きな声を出した僕が怖かったからだ。
それなのに、僕は息子を泥棒呼ばわりしてしまった。。。。
押し寄せる後悔と罪悪感を振り払い、必死に息子に謝りました。
お前は何も悪くない!
とーちゃんがちゃんと話を聞かなかったのが悪かった!
本当にごめん!!
何度も謝りました。
息子の涙が止まるまで、抱きしめながら。
もしも娘が証言していなかったら・・・
ずっと息子は本当の事を言えなかったかもしれません。
ずっと
とーちゃんに僕は信じてもらえなかった
と、心に傷を負わせていたかもしれません。
いや、もう既に似たような誤解したままの事があるかもしれません。
もしそうだとしたら。。。
今からそれを見つける事は不可能に近い。
できる事はこれから先に同じ過ちをおかさない事。
何があっても子供達を最後まで信じぬく
これしかないのではないかと今は思っています。
僕自身、この一件で相当に落ち込みました。
息子を信じていれば、こんな事にはならなかったはずです。
じゃあ、どうやって豚汁をもらったの?
この一言が言えなかった。
この一言で息子はチケットを貰った事を僕に話せたでしょう。
未熟ですね。
大反省です。
これからは子供達を信じ、どんな事も落ち着いて話すように心がけます。
子の笑顔は人生の宝です。
その笑顔をなくさないために。